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開店時間、午前9時
昨日と同じように、先頭から順番に店内に入っていく。
誰もが狙うのは、あの“もっちゅりん”。
先頭の男性は宣言通り、トレーいっぱいにもっちゅりんを積み上げていった。
けれど昨日とは違う。
すでに買う数を聞いていた分、私は焦ることなく、冷静にその様子を見守ることができた。
そして、ついに自分の番が来た。
無事、確保。
家族の分の「わらびもち」を3つ。
自分用の「もっちゅりん」を1つ。
さらに、後ろに並んでいた同期の分の「もっちゅりん」を1つずつ。
それらを慎重にトレーに載せたとき、胸の奥にじわっと広がる安堵感があった。
「やっと……買えた。」
久しぶりの再会、そして語られた近況
会計を済ませた後、同期に声をかける。
「希望通り、1つずつ買えたよ!」
「ありがとう! 本当に助かった!」
そのまま私は提案する。
「もし時間あるなら、このままコーヒーでも飲まない?」
同期は、にっこりと笑ってうなずいてくれた。
■ 同期が語った“今”
コーヒーを片手に、お互いの近況を語り合った。
同期は転職先で、本部の責任ある部署を任されている 一方私は、転職活動の真っ只中
「また、こうして話せてよかったな。」
心から、そう思えた時間だった。
迷っていた私に、今度は同期が声をかけてくれた。
「休みっていつまで? もし時間あるなら、どこかで飲みに行かない?」
その言葉が、本当に嬉しかった。
“もっちゅりん争奪戦”の最後に、私が得た気づき
この3日間にわたる“もっちゅりん争奪戦”の結末は、
想像していたよりも、ずっと心あたたまるものになった。
① 事前の計画が心の余裕をつくる
初日に買えなかった時点で、次の行動を決定 サクランボの受け取りなど、予想外の事態も発生 それでも「息子に託す」というリカバリープランで対応できた
→ 「計画+想定外への準備」が今回の鍵だった
② 感情に流されず、対応を考える冷静さ
2日目の買い占め事件。
以前なら怒っていただろう。
でも今回は違った。
「じゃあどうするか?」
そう考えて行動できた。
→ セルフマネジメントが効いた場面だった
③ 続けてきた習慣が、小さな奇跡を呼び寄せた
朝の計画 0秒思考 自己チェック
積み重ねてきた「整える習慣」が、
奇跡的な再会を生んだのだと思う。
→ “行動”が“ご褒美”になった瞬間だった
そして迎えた、休暇最終日の夜
約束通り、同期と再会。
美味しい食事と、気兼ねのない会話。
「またこうして関われたこと」が、何より嬉しかった。
編集後記
「ただドーナツを買うだけの話」だったはずが、
いつのまにか、私にとって忘れられない数日間となりました。
もしどこかで、誰かがこの記事を読んでくれて――
「今日も計画を立ててみようかな」
そんなきっかけになれたら、嬉しいです。
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